進むべき道と進むべく道

amelia2007-03-06

先日、喫煙室にてあちらのハード社員と話していて「初めてソフトもやることになったんだけど、データシートとC言語の本をもらっただけで、そんなレベルで出来るんですか?」て問われた。そんなレベルで出来るから、その資材を手渡されたんだろうけどね。普通に考えたら出来る訳ないじゃんな。PCソフトでちょっとしたツールを作成するならまだしも組込みだよ?個人的には、ハード設計の人でソフトも出来る人は確かに沢山いるなとは、以前から感じてた。その逆はあまりいないよね、ソフト主でハード副って人。学生時代に電子工学を学んでいたって、そんなのが業務レベルで通用するはずもないしね。だから、純なソフト屋って、PCアプリじゃないとすんごい時間浪費するんだよね。組込み系だと、ハードバグ要因も相当含んでいるから、ソフトで動かして問題が発生しても、ハードとソフトの切り分けがまず大変。普通じゃ考えられない動作、例えば、フラッシュのとある番地の1バイトだけデータが書けないとか。こんなの普通に考えたらソフト側だと思う訳じゃない。とあるタイミングで領域破壊して、たまたまそこの番地を上書きしてしまうとかね。蓋あけたら、そのロットのフラッシュでは再現性があるとかさ(ハードバグちゅうか初期不良なんだけど)。こんなので一日なんて平気で飛ぶしね。
組込みプログラマは熟練者(要はおっさん)が多いと聞くのですが、最近のプログラマは、最初の業務がとりあえずWebアプリとか、いきなりJavaとかじゃないですか?そんなことないかな?いきなりJavaとかやってると、組込みとかに行った瞬間死ねる(エンベJavaなら別かもしれないけど)から、逆だと思うんですよね。若いときから、みっちりとコアなことやっておくべきだと。おっさんはおっさんで、もちっとユーザインタフェースちゅうか、使い勝手を考えた発想を取り込めと。職人気質だし頑固者だから、ユーザが望むようなものじゃなくて自分が望むもん(自分が良いと思ったら絶対的な発想)しか作らないし(笑
まぁ、全員が全員じゃないけど。

日本の行く末を考えたら、組込みだと思いますね。