e-taxで遊んでみた その2

amelia2007-03-04

確定申告(送信)完了です。
私の経緯は、昨年はサラリーマンで住宅借入金等控除を受けるために書面で(初年度は最強に面倒くさい)確定申告し、本年はフリーランスで確定申告という流れ。
つまり、青色申告だし、退職金所得の申告も含まれるし、住宅借入金等控除は2年目以降年末調整で済むんだけど、サラリーからフリーへの切替が発生しているという、なんちゅうか、どこをどうやれば良いのか錯乱状態での申告でした。そして、極めつけがe-Tax利用という。
段階を冷静に踏んでいけば大したことないんだけど(終わってみて振り返ればの話だよ)、いっぺんにすべてを把握して事を進めようとすればパニくるのも当然というもの。
さてさて、その作業内容を来年の申告時にまたど忘れして二の舞を踏まないようメモしておこうと思います。
初期手順はその1参照。

今回の手順は以下の通り
1.https://www.keisan.nta.go.jp/h18/ta_top.htm所得税申告書及び決算書作成
 申告書を作成すると続けて決算書作成という流れになるのを知らずに、別々に作成
2.XML形式電子申告書データ(*.xtx)保存
 申告書と決算書の2つのxtxをローカル保存
3.e-Taxソフトへ「組込み」機能を用いて電子申告書データを展開。
 先の2つのデータのマージ方法が調べても分からなかったので、申告書だけ組込み、決算書は帳票追加で再度作成した(二度手間)。
4.電子署名
5.送信
6.メールボックスの受信通知を確認し、添付書類送付票をプリントアウト
7.添付書類封筒に送付票及び添付書類(各種証明書)を同梱し郵送

[その他メモ]
・帳票作成について
 e-Taxクライアントソフト上で作成出来るため、フォームから(俗に言うWebアプリで)電子申請書を作成することは考えていませんでした。Webアプリはキーボード操作や処理速度等からして眉唾ものだったし、そもそもクライアントインストールしているのに、わざわざフォーム入力する必要もないだろうと。しかし、このe-Taxクライアントの帳票作成操作は糞でした。特に演算ミスを防いだり、転写自動化のための自動演算フィールドが最悪。どう最悪かは使ってみれば分かります。あと、帳票を表示する際にCPUを100%でぶん回すので、恐らくSAXかDOMるときのスレッド処理ループにてCPU占有させたまま表示処理を突き抜けさせているんだろうと思います。こんなの素人プログラマ以下じゃないですか?かなりイライラしてきたので、私はフォーム入力で作成してe-Taxに組み込む方法を採りました。因みに、ここのWebアプリは鯖Java使ってますね。J2EE鯖として何を使っているのか(その先にDBは不要ぽくて、セションでXML作れば終わりっぽいからEJBは使っていないかもな)、はたまたJSP+Servletだけで実装しているのか分かりませんが、とりあえずレスポンスは良いですし、JavaScriptを相当駆使していて苦労が伺えます。操作性、視覚性及びデータ整合性チェックもかなり良いと思います(特に第一表と第二表のリンク具合とか素敵だけど屋号が最大10文字とかの馬鹿仕様もある)。これくらいの機能をクライアントに実装して欲しかったですね(現行実装からWebアプリレベルまで上げるとなると、相当な工数がかかりますね。つまり税金が飛びますね)。とりあえず、現状ではe-Taxクライアントで一連の流れを賄うには、それ相応の根気と税知識とあの使い難いズームを使わず100%表示で操作できる視力が必要です(笑
・組込みデータの結合について
 作成コーナーで決算書を作成すると、引き続き申請書の作成に移ることが可能です。私は、先に申請書を作成してしまっていたので(決算書からの転記数値は分かっていたので)、やらなかったのですが、そこの説明で「もし別々に作成している場合は、2つのデータを結合して組み込まなければいけない」という主旨の文章をブラウザ上で確認しました。ふむふむと。確かに送信する塊としては、そのまま組み込むと2つに分かれるので結合は必要だなと。その方法はe-Taxサイトで確認が出来ますとな。調べても調べても見つかりませんがなe-Taxクライアントのヘルプでも見つからないわな。これだけ探しても見つからないと、その仕様自体に腹が立ってきます。組み込む際に同じ帳票ブロック名にしたら結合しろよと。何、涼しい顔して上書きしてんの?馬鹿じゃね?て、散々深夜に毒づいてました。。
最終的には結合方法は分からず終いなので、負荷の少ない決算書を新規に作成する方法を採りました。こういう結果になる人もいるんだから、ちゃんと結合機能は分かりやすくして欲しいですね。たかだかXMLのノードを転写追加するだけだろうに。

・住宅借入金等控除額の証明について
 十一月くらいでしょうか、税務署から年末調整用の住宅借入金等控除申請書が我が家に届いてました。年末調整と無縁になっていたので、シカトこいていたのです。所得税申告書を作成すると、住宅借入金等控除額を既に算出している場合はダイレクトに入力が可能です。あとは、年末残高証明書を送付すれば良いなと思っていました。だけど、年末調整用の申請書には税務署の証明書が付加されています。つまり、以前に初回申告しているという証明です。私みたいなケースの場合、所得税申告書に記載された住宅借入金等控除額の根拠を示すネタが年末残高しかありませんし、初回申告をしている証明がありません。役所がすべてをデータベース管理していれば初回か否かはすぐに分かるはずですが、奴らがそんなことしてくれるはずがありません。所詮役所仕事です。でも、Webアプリ上で申告書を作成し最後に表示出来る送付票の2ページ目に住宅借入金等控除対象者用の説明があり、2年目以降で給与者以外は「年末残高証明書を送付してください」と明記されています。ですが、税務署からの添付書類キットにある証明書貼り付けシートには、注意書きで「住宅借入金等控除資料は年末残高証明書と住宅借入金等控除計算明細書を提出してください」とある。計算明細書はあくまでも控除額を算出した根拠だけが確認出来るだけのことなので、あまり証明書としては意味をなさないんだけど(結局DBか書類で初年/n年は確認するんだろうな)、とりあえず、どっち?て感じで。計算明細書が必要なのか不要なのか分かりませんが、常識的に考えれば必要だと思われるので作成して郵送しました。こういう矛盾を公文書で記載しないで欲しいです。素人には全然理解出来ません。