限界点

Advanced Windows 改訂第4版

Advanced Windows 改訂第4版

プログラマに限らず、どの職種でも同じだけど「とりあえず問題ないからOKてことにしとく。細かい話は知らないけど。」て事あるんじゃないでしょうか。完全に突き詰めて把握している訳じゃないけど、そんな調べている時間もないし、問題があれば調べたり対策練るけどね!て。こんなの言い訳以外のナニモノでもなくて、怠慢としか言いようがない。
プログラマの世界しか知らないので(厳密に言うと、電気工事やハード調整の業種も経験あるけど)アレなんだけど、SIやSEでハード/ソフトウェアの細部まで把握している人てあまり出会った事がない。特にプログラマから上がった組ではなくて根からSI/SE組の人って「こんな感じで」て抽象的概念で要求仕様を叩き出してくるので、実際に詳細に設計するまでもなく、要求仕様段階で「はぁ?」「じゃあ、お前作るか?作れるものなら作ってみろ(それ言っちゃプロ終了だが)」てのが多々あったりする。
よくよく考えてみると、一日中コードと向き合っているプログラマでさえ、詳細に詰めて行ったりすると、古典なんだけど今まで知らなかったことが存在し不勉強だなぁと反省することが多い。
とどのつまり、知識が多ければ多いほど、最適な仕事量で最適な生産物を生み出すことが可能なんだと思うのです。
そのレベルに達するまでには、多くの勉強が必要であり、多くの経験が必要であり、多くの失敗が必要なんじゃないでしょうか。
個人的には、プログラマからSE転向とかの人も、あまり信用していない。プログラミングを極める(全レイヤ)てのは並大抵の事じゃないと思うから。
組込みアプリ(RTOSあり/なし)では経験あるけど、WindowsやらUnix系OSに対応したデバドラの開発とか経験ないし(DDKすらまともに使ったことない)、OSのプロセス管理事情も概要レベルでしか知らないので、実装時に注意深く考えたこともない。Windowsのアプリとか、かなり蔑ろにしていたので、現業務の窓バリバリ度具合からすると本当は知らなくちゃいけない。こいつはまずいなぁと色々とネット徘徊していると、やっぱり知っている人は知っている訳で。もう窓なしでのアプリ開発はここ何年かはないかなと腹を括って、ちゃんと基礎から勉強することにした。
応用なんちゅうもんは、閃きと感性の次元なんで、窓の基礎を地道に固めることにしたのです。やっぱりデバッグしながら、メモリ状態がイメージできることに越した事ないですからね。