青春とは

amelia2007-01-06

一体何なのかは未だに答えが見つかっていない。
学生時代に友と語り合った其を指しても良いし、部活で汗を流した其を指しても良いし、初めて告白して振られて涙が自然に溢れたあの瞬間を指しても良い。どれも鮮明に覚えている記憶に過ぎないけど、大事な想い出でもあるから。
中学時代に親と団欒している最中「どうせこの先、普通に就職して結婚して子供が出来て老いて死ぬだけだし、明るい希望なんて何一つないな」と言ったところ、珍しく父親が口を開いて「青春時代は素晴らしいぞ」とポツリと洩らした。まぁ、母親は「何て夢のない子なんでしょ」と憤慨していた訳だが、僕はその父親の何気ない言葉に表面には見せなかったけど、一筋の希望て奴を見出していた。
「青春なんてモノの考えようで、どんなに年齢を重ねても青春している奴はいる」ってテーゼは好きじゃない。そんな空踏ん張りなんて醜いだけだ。ヤリマンが「いつだって気持ちは処女だょ!」とか言っている其と大して変わらない。
青春て、子供から大人になる過程で味わう、挫折や喜びなんじゃないかなと思っている。それらは新鮮でいて心にストレートに響き、大人へのステップの糧になるんじゃないかと。だからこそ、鮮明な記憶として生き残っているんだと思うし、自己形成の核を成す要素でもあったりするんじゃないのかな。大人って結局、周りのことが考えられる視野の広さを持った人間のことを指すのであって、大部分のいい歳こいた人間は、大人ではなくて、生物学的に見た繁殖能力を持つ成人というだけのこと。だから、青春時代を謳歌した(色々な経験をし学習を沢山した)人は今頃、大人になっているんじゃないかなぁと思う。
そう言えば、中学時代に夕方、あまり人気のない校舎に用があって赴くと、夕日を見ながら泣いている同級生の女子がいたんだ。その娘、ちょっと前に3Pしたって凄い噂になった女子生徒で(SEXしただけでも凄いんだが。。)、僕はその娘を見て中学生ながら「はぁ、これって青春って奴なんかな?」と冷静に流して通り過ぎた。夕日を見ながら泣くって画になるよな。まぁ、ネタがネタだけど。