死ぬ頃までに、どんな世界になっているのか楽しみ

amelia2006-10-17

小学低学年の頃『未来の世界』という図鑑を持っていた。その図鑑には、劇画タッチで21世紀の世界が描かれていて、小学生ながら心が奮え、21世紀に早くならないかなぁてワクワクしていた。
そこには、リニアモーターカー超高層ビル群の中を駆け抜け、室内ではテレビ電話とお手伝いロボットが鎮座していた。今でもサイバーネタな会話になると普段の512倍の速さでしゃべくり倒したり、サイバーマテリアル(ハイテク機器やBLAME!未来世紀ブラジル等に見られるニューロマからのサイバーパンク派生カルチャー)には必ず関心を示すのも、深層心理にあの図鑑の絵が焼きついているからだろうと推測している。
さて、身辺を見渡すと21世紀になっても、あの頃と大差があるとは思っていない。結局のところ、革新的な衝撃を与えるものが日常生活に接していないからだろう。別に、脳と電子計算機の融合とかそういうレベルの話ではなくて、テレビ電話やリニアモーターカー一つ取っても、クオリティと日常性から考えれば、まだまだ実用レベルではなくて発展途上というだけのこと。そこらに『当たり前』のように転がるようになってこそ、リアリティが生まれると思う。ただ、テクノクライシス「軍事転用の戦慄 ロボット」みたいなドキュメントとか見ると、そう遠くはないなぁと思うのと同時に、平和のために人類の英知って研ぎ澄ますことが出来ないんだなぁ(まぁ極一部だけ見てそう括るのは早急だけど。HALみたいな例もあるし)と落胆してみる。それでもワクワクするんだよなぁ。。軍事ロボット開発に携わっている人へのインタビューで印象深かったのが「戦争には反対だけど研究費がないので。。」というメッセージ。私自身は、研究職に就いたことがないので実体とか苦労とかよく知らないのだが、結局のところ、その研究やら開発には資金が必要だし、それに携わる人も生活をしなくちゃいけないので、やっぱり資金が必要。その資金を提供するのは国だったり(ちゅか税金)、はたまた企業に属している場合は企業の資金、んで、その企業だって同じことで、資金調達を資本家や国からという順繰り。開発ちゅうもんは、トライアンドエラーなので、それ相応の体力(資金及び健康体w)がないと実現が不可能なんだろう。絶対とは言わないけど。Xプライズでも、資金調達の面で頓挫した団体が多々あったと聞くし。2008年のスペーストラベルにはワクワクするね。60年代のスペーストラベル構想の方が現実性を無視すれば、遥かにアイディアやデザインレベルが高いってのが笑える。やっぱり夢と現実ってギャップが激しいのね。