アンフェアなケイゾク

コードブレーキングが不発に終わった。

そもそも「アンフェア」は不思議な作品で、たけひこ氏の「推理小説」がこの上なく凡作なのに、TVシリーズ化した時の佐藤嗣麻子さん脚本に神が君臨しただけの結果。だから「アンフェアな刑事」なんて作品も読まなかったし、今回のSPを超絶に期待していた訳です。だけど、やっぱり安藤と雪平のコンビが核となって周辺人物の不審さと謎が謎を呼ぶ展開となっていたTVシリーズを超えることはもうないのかなぁと思う。安藤いないから。安藤がいて、安藤で閉じる完成されたストーリーでやっぱり終わっているんだと思いました。安本さんの目論見なんて非現実だったし、蓮見による映画版への伏線もかなり寒い。だから何だよって感じで、次なる黒幕が誰であろうと興味なし。デスクが実は黒幕で「美央と一緒に平和に暮らしたかった。。」という動機から雪平を退職に追い込むためにやったとか、そういうくだらないオチとか、斉木が黒幕だったとかポカーンとするオチとか、薫ちゃんが実は偏執で雪平を永遠のものにするために黒幕になっていたとか。。いやいや、最悪。ちゅうか、すでにターゲットは雪平じゃなくて裏金になっている時点で、アンフェア終わってないか？「アンフェアなのは誰か？」がどこに飛んでいる。ちゅかちゅか、本当、もうアンフェアは終わった作品なので、これ以上書かないでおこう。アンフェアファンに対して失礼だ。

ふと振り返ると、カップルじゃないカップル的主人公がでるドラマに好きな作品が多い。ケイゾクやトリックやアンフェア。。て、他ないのか。。