世の中のちょっとしたカラクリ

amelia2006-08-06

例の如く、ふと思い出したこと。
まだ、クレジットカードを多用していなかった時代、私は技術セミナーに参加することになり、それとなく研修を受けていて、喫煙所で参加者数人と会話が弾み、その夜に親睦会という名の飲み会に出掛けた。
その親睦会の内容は、どうでも良いことなので割愛し、代金支払いのシーンへ進む。さて、帰りますかーと、割り勘するために勘定表を探したところ、テーブルから忽然と姿を消していたので「あれれ?」としていると、参加者Aが「あ、勘定は先にカードで払っておきましたよ。一人3000円でお願いします。」と。当時は、
・カード支払いする人を真近で見たってこと
・切りの良い割り勘定で支払いやすく、時々いる1円オーダでの支払いを求めるバカじゃないってこと
・うだうだと代金の収集や、誰が払った払ってないの無駄な記憶領域が不要、スピーディな支払いで済むってこと
との理由で、Aさんの行動にも好感触を得ていた。
カードをばりばりんちょに使うようになって、その時のことを思い出すと、様々なカラクリが潜んでいることを把握することが出来るのと同時に、Aさんはやり手だったと思わざるを得ない。それと言うのも、
・ポイントを一気に貯めることが出来る
・端数を切り捨てではなく切り上げすることにより、微々たるプラスもリアルに財布に入る
・リアルにお札を財布に入れることが出来る(結果としては口座から同等金額が落とされるのだが)
こういう一方的なプラス効果のあるカラクリにも関わらず、その他の人々にも気持ち良くなってもらう(スピーディに支払いを済ます)というシナジーを体現していたからであり、やはり無知に付け入る隙ちゅうもんは、こんな小さい事からでも多々あるんだよねぇと思うのです。実際、2750円/人でも、2800円徴収とかやられても、かなり面倒なんですよね、100円オーダでの分割も。サクっと、500円オーダが良いですね。私の場合、多く採取するのは詐欺っぽいので「その過ごした時間をありがとう」と、下に設定したりしますが、こういう人は損する性格なんでしょうね。まぁ、自己満足ですね。