参ったね。

マーダーライドの続編

マーダー・ライド・ショー SPECIAL EDITION [DVD]

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マーダーライドショー。シドヘイグもロブゾンビも知らなかった私ですが、「悪魔のいけにえ」と「ゾンビ」をこの上なく愛しています。それは、スプラッタとかそういうカテゴリで好んでいる訳ではなく、ただ映画として大好き。だから、「悪魔のいけにえ」と「八月のクリスマス」は同じ視点で好きという事実。「悪魔のいけにえ」は、サイコパスの白昼描写という日常で最も鳥肌が立つ瞬間を的確に捉えているし、まぁ、あれですよ、電車の中で遭遇した「逝っちゃっている」人を観るような感覚。そして、ラストで突き抜ける爽快感。兄貴のタンクローリー逆アタックで普通に爆笑する。つまり、ホラーちゅうか斜め視線のコメディな訳です。「ゾンビ」は、もはやゾンビそのものは関係なくて、生き残りをかけたヒューマンドラマであって、自己犠牲の究極形態な訳です。ラストでうっすら泣けてくるのは私だけではないはず。それに引き換え、「マーダーライドショー」は、後半がグダグダでかなり駄目な作品なんですが、前半のシドヘイグが絡むスピード感はかなり格別であり、むしろスプラッタとかどうでも良いからシドヘイグだけでカメラを回してくれ!と嘆願させるようなオーラが漂っていました。そして、マーダ−ライドショーの続編が!やべぇー。かなり観たい。グダグダなのは目に見えてるけど、シドヘイグだけ観たい。