沖縄 その2

国道58号線を北上。

[ソーキそば]
お昼近くになったということもあり、従兄弟におすすめのソーキソバ屋さんへ案内してもらう。大概はガイドブックに載った、広告に金をばらまいた糞まずいお店に観光客は足を向ける訳だが、地元に知り合いがいると、こういう時に素敵なお店(俗に言うジモッティーしか行かない店)へ連れて行ってもらえるのが嬉しい。
沖縄そばとソーキそばちゅうもんは、呼び方が違うだけで同じもんだと認識していたが違っていた。ソーキそばにトッピングされている肉は当然ソーキ(豚ばら)な訳だけど、まぁ、ぶっちゃけラーメンとチャーシューメンの違いみたいなもんじゃないかな。どちらともチャーシューがトッピングされているけど、主軸が違うみたいなね。麺は小麦粉が主であり、蕎麦粉を使っていないので「そば」という表記は違反か違法(違法はさすがにないよな)らしいんだけど、沖縄そばだけ特例とタクシーの運転手が教えてくれましたよ。そう言えば、沖縄の食堂に行くと絶対に目に付く唐辛子の酢漬けみたいなやつ。コーレーグス(島唐辛子泡盛漬け)は、この辛党の私でも「危険」と感知しました。従兄弟が鬼辛いと言うのですが、私自身は他人が「辛い」と言うようなものは辛くも何ともないことばかりだったので、舐めてかかっていました。よくよく考えてみると、一味とか七味は固形物であり、あれの真価が問われるのはスープに溶け出した時なのは、皆さんご存知のことでしょう(うどんに大量の七味をかけても別になんてことはないけど、赤くなったかけ汁を飲むと辛いでしょう)。タバスコはビネガーとか色々入れてるのでまろやかになってしまっているけど、コーレーグスは凶悪な泡盛に唐辛子をシンプルに漬け込んでいるので、その辛さたるや鬼です。沖縄そばにはよく合うけどね。風味がかなりあるので。ただ、他の料理にかけたいとは思わないかな。

[万座毛]
国道脇の建築物を眺めていると、ある事に気付く。
看板フォントサイズがでかい!
シーサーがおる!
必ずしも建築物に阿吽で存在する訳ではなく、気紛れにシーサーが佇んでいる。
宜野湾あたりからか、海岸沿いに国道が走るようになり、見たこともない綺麗な海原が視界に広がる。窓を開けても潮の香りがしないのは驚愕。淡水湖かよ!とか思いながら揺られること約90分。万座毛に到着。
一体全体、万座毛とは何ぞや?と思いながら車を降りて少し歩くと「うほ!水平線が途切れることなく視界に広がってるよぉ!」てな絶景が広がる。観光スポットなので、人は多少多いのだが、風も適度に吹き付けており、かなり気持ち良い。ちゅうか、人ごみが嫌いな私でも平気。従兄弟が「象さんの鼻」とヒント出した際に、従兄弟の嫁が「はぁ?」とか。まーとどのつまり「鬼嫁」であることが垣間見れた訳で、私としては万座毛より鬼嫁を間近に見れたことの方が喜びだったことは敢えて伏せておく。因みに、バスガイドさんが歩きながら「あそこが象の鼻に見える云々」と説明しているのを聞いて、鬼嫁も笑っていた。

な訳で、残り2日間の記録を書こうと思ったけど飽きてきたからお終い。