世界の終わりと夜明け前

出先の古本屋さんに入店し、あーそいえば「モテキ」の単行本欲しいなぁと探し始めたんだけど、出版社とか掲載雑誌とか知らないから片っ端から目視検索するんですよ。したらですね、二瓶さんの作品とか見つけて「おっ欲しいー!」てなるんですが、よくよく考えてみると「BLAME」「NOISE」以外の作品て世界観が違うんで、それは私の好きな二瓶作品じゃないよなとか一瞬に萎えて、次検索。うーん、見つからないなぁとしていると、浅野いにおさん作品が固まっていて、「おやプン」はよく見掛けるんだけど、どうしても好きになれないんで購入していなかったのですが、これ「世界の終わりと夜明け前」が横に。ん?これ持っていなかったような。。と手に取りパラッと捲る。
やばひ。。
なにこれ。。

帰宅中に読みましたが、個人的に一番好きですね。「ソラニン」以外の作品て、ちょっと非現実的なモノが含まれていて、オチとか結構濁したりするんですが、この作品はひたすら現時的で、それでいて結局何も変わらない(もちろん心情的には変化しているのですが)、普遍的な美学がオチに描かれていて良いです。「夜明け前」のラストとか、色々と読者の想像を掻き立てる素敵なものです。そして「街」とか「パルプフィクション」などに使われている「一見関係ないのに関係してくる人間交差」手法の最も上手な描き方だと思うんです。
あと「ローデンメイデン」を買ったんですよ。これ、3年くらい前に第一話を読んでギャグテイストを気に入っていて、でもなかなか買う機会がなかった(存在を忘れていた)んです。隣で奥さんに「怖い」とか散々詰られていた訳ですが、そんな奥さんは今日、コミケに行っています(笑)