分岐点

amelia2007-05-19

技術の進歩はとても速いものでして、まともに相手にしていると時間がいくらあっても足りません。
私の専門であるプログラミングにおいても、あれよあれよという間に言語がスパスパ切替えられたり拡張されたりで、世のプログラマは全員マルチバイリンガルな様相さえ感じます(表面的に)。
ここのところ、WTLを用いたアプリケーション開発を自宅で目論んでいた訳ですが、如何せんMFCに比べてIDEと連動していない箇所が多々あり、この先、業務で導入しようとしても、他のメンバに受け入れてもらえるか心配なのと、オープンソース故に資料も少なくこの先の発展性からして業務として使えるかどうかも不安なところです。
現状では、今後の有力言語としてC++/CLIが注目されていますが、CLIインプリ(俗に言うCLR)がすべてのOSで実装されるとは思えず、現場は相変わらずネイティブ宗教に毒されたままでしょう。Java/SWTは相当な勢いでGUIアプリケーション開発に革命をもたらすと踏んでいたのですが(よくよく考えてみるとマルチプラットなGUIを要求されることの方が少ないわな)、やはり過去の資産のしがらみは消えずに、未だにMFCの呪縛から解かれない現場は数多くあると思います(離脱しようと思えば可能ですが、管理側(ましてやソフト畑出身じゃなければ尚更)からすれば動いている資産を無理に変えることはない冒険する必要はない現状維持最高!という発想になるのは仕方がありません)。
組込み現場でも、C++への移行さえままならない現状な訳です。
とどのつまり、これだけ言語体系が進化しているのにも関わらず、結局のところ「Cさえ知っていればなんとかなる」という実状。
私自身は、C->C++->Java->C#までは何とか業務での利用も含めて体得してきましたが、さすがにC++/CLIに関してはコードを見た瞬間に嫌悪感を抱きました。「^(ハット)」です。あんなコードのレビューは正直言ってやりたくないです(ゲロる)。この言語がプログラマとしての分岐点になることは確実です。こんなのが平気で世の中にまかり通るとは思えない。
そもそも、Unix系でのCLIインプリを聞いたことがないんですけど(Monoくらいしか)、実状はどんなんでしょう。Vistaはかなり腐っているので、コンシューマOSとしてLinuxなどのシェアが増えると踏んでいます。インストーラ含めて、かなり良いところまで来ていると思うんだけどなぁー
あとは、資産をどうするかっちゅうところで。馬鹿チョンで、Windowsネイティブアプリをエミュレートするようになれば(VMが最初からOSレイヤで搭載されていて自動判別するのw)、移行もスムーズになると思うんだけどな。

んな訳で、C++/CLIはそれなりに勉強しようと思うけど、深層ではかなり消えて欲しい。ちゅか、マネージコードを書かなければ良いんだけど(何じゃそりゃ