統一仕様

あめりあです。

たかだか一つのソフトを開発するにしても、アーキテクチャ/OSと選択肢に迫られる昨今、いい加減、ガイア/国家レベルでの統一感が欲しい。

先日、掲載したe-Taxでも対応OSはWin/Macとなっており、まるで国民はそれしか使っていないだろうという扱いっぷり。最近では、各種PCデバイスを購入するにしても、デバイスドライバはWin/Macしか作られておらず、酷いものだとWinだけとか、非常に由々しき状況だと思います。
e-Taxに関してだけど、国が配布するソフトウェアはエンドユーザの絶対数に依存させてはいけないと思います。民間の場合は、先のデバイスドライバもそうですが、開発コストの兼ね合い上、市場調査の結果、Win/Mac対応となっていますが、そもそも、国としての推奨OSを決定していれば何の問題も起きない訳ですし、開発する側も利用する側も満足する結果になるはずです。

現在の人類におけるパーソナルコンピュータ利用率を考えれば、昔と違い、マニアだけで勝手に遊んでいれば良いというレベルじゃないのは明白であり、まず、ガイアレベルでのオープンアーキテクチャ/OSを制定すべき。そして、各国にてローカリゼーションすれば良いだけのこと。それらは、折角税金で研究機関を運営しているんだから、大した問題でもないと思うし、インテルマイクロソフトなどの単一企業だけが独占するような事態も発生しないと思われます。

つまり、オープンなプラットフォームを単一化することで、そこから競争世界へ突入(ハード/ソフト双方)すれば良いだけだと思います。人類の英知を結集させるより利害関係にまみれている現状は非常に迷惑。
更に言えば、人類総出で特定企業に屈している現状が情けなさ過ぎる。

1.ガイアデバイスアーキテクチャ制定
 新規性のあるモノ(例えばデバイスインタフェース)については申請制度

2.ガイアシステムアーキテクチャ制定
 POSIXとかTRONみたいなもん
 ローカリゼーション仕様は国家単位で制定

ここからは実体に絡んできます。
つまり競争原理が働きます。
また、アーキテクチャを拡張し独自戦略を打ち立てるような歩調を乱す行為については規制が必要です。
コストと品質での競争でも十分技術向上すると思っています。ユーザはどうでも良い機能拡張(付加価値)なんて求めていません。

「安くて良いもの(すぐ壊れないなどの安定した其)」これだけです。

オープンアーキテクチャというだけで、例えばOSに関してはオープンソースという訳ではないので、とあるベンダは伽藍で開発して販売するでしょう。とあるコミュニティではバザールするでしょう(更にコピーレフトするでしょう)。どのインプリOSをエンドユーザが選択しようとシステムアーキテクチャ上のソフトは動作しますし、デバイスドライバでさえ一度作れば全世界で使えますので、デバイスメーカはグローバルに何の躊躇もなく飛びまわれるでしょうし、開発コストの抑制も効きます。

いつでも使いたいデバイス/ソフトウェアが入手/利用出来る恩恵を受けることが何よりも幸せなことです。

という訳で、GNU HURD(Debianディスト)導入しようとして「あ、来年e-Tax出来なくなるじゃん」と気付いた人の妄想でした。